18日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は3日ぶりに反落。前場終値は前日比0.22%安の24427.54ポイントだった。中国企業指数は0.03%安の9906.82ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で661億2000万HKドルだった。
ハンセン指数は終始マイナス圏で推移。新型コロナウイルスの感染「第2波」への警戒や米ダウ先物が軟調に推移したことなどが重しとなった。指数は寄り付き直後に24100ポイント台前半まで下落。ただ、米中関係を巡り、両国の高官が米ハワイで「建設的な」対話を行ったことが伝わると(中国メディア)、朝方に軟調だった本土相場が上昇に転じ、ハンセン指数も下げ幅を急速に縮めた。
個別では、欧州金融大手のHSBC(
00005)の下げが目立ったほか、ニット衣料大手の申洲国際集団(
02313)や豚肉大手の万洲国際(
00288)が安い。中国通信キャリア大手のチャイナ・ユニコム(
00762)、中国石油メジャーのCNOOC(
00883)も軟調だった。半面、A株IPO計画を発表した自動車メーカーの吉利汽車(
00175)が6%超上昇。医薬品メーカーの石薬集団(
01093)、石炭大手の中国神華能源(
01088)が大きく買われた。なお、きょう香港セカンダリー上場を果たしたネット通販大手のJDドット・コム(
09618)は公開価格から4%近く上昇している。