17日の香港株式市場で、ハンセン指数は続伸。終値は前日比0.56%高の24481.41ポイントだった。中国企業指数は0.43%高の9909.63ポイント。メインボードの売買代金は概算で1042億4000万HKドル。
ハンセン指数は、前場はマイナス圏での推移も目立ったが、後場に入ってプラス圏に浮上し、大引けにかけて上げ幅を拡大した。中国とインドの衝突や韓国と北朝鮮の関係悪化など地政学的リスクの高まりが相場の重しとなったが、時価総額の大きいHSBC(
00005)が後場に入ってプラス圏に浮上し、相場を押し上げた。米株価指数先物が時間外で上昇したことなども好感された。
ハンセン指数構成銘柄では、HSBCが0.80%高。新型コロナウイルスの影響で一時棚上げとなっていた人員削減計画を再開するとの報道が材料視された。中国生物製薬(
01177)や中国蒙牛乳業(
02319)の上昇も目立った。半面、中国中信(
00267)や銀河娯楽(
00027)が売られた。
この他では、香港政府がレストランの同席者を制限する規定を撤廃したことを受け、カフェ・ド・コラル(
00341)が6%超上昇。中国とインドの衝突を受けて軍事関連とされる中船防務(
00317)が買われた半面、インドを重要市場とする小米集団(
01810)が3%超下落。北京市で新型コロナウイルスの警戒レベルが引き上げられ、発着便のキャンセルが相次いでいることを受け、北京首都国際機場(
00694)や中国東方航空(
00670)も売られた。