2020-06-17 |
香港/マーケット/証券 |
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香港前引け:小幅反落、方向感欠く 小米集団は3%超下落
17日前場の香港株式市場でハンセン指数は小幅に反落。前場終値は前日比0.03%安の24337.17ポイントだった。中国企業指数は0.14%安の9853.79ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で561億4000万HKドル。
ハンセン指数は方向感に欠ける値動きとなった。トランプ政権が1兆米ドルのインフラ投資を計画との報道を受けて景気刺激策への期待が高まるなか、5月小売売上高が過去最大の改善を示したことが好感されたが、米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が米国経済の回復に慎重な見通しを示したことや、中国とインドの衝突、北朝鮮による連絡事務所の爆破など地政学的リスクの高まりが相場の重しとなった。
個別では、舜宇光学科技(
02382)や中国中信(
00267)が安い。北京市で新型コロナウイルスの警戒レベルが引き上げられ、発着便のキャンセルが相次いでいることを受け、北京首都国際機場(
00694)や中国東方航空(
00670)も売られた。インドを重要市場とする小米集団(
01810)は3%超下落。半面、中国生物製薬(
01177)や石薬集団(
01093)など医薬株が買われた。