2020-06-16 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:5日ぶり反発、買い戻し優勢で2900ポイントを回復
16日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は5営業日ぶりに反発。前場終値は前日比0.87%高の2915.09ポイントだった。深セン成分指数は0.98%高の11302.32ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で4281億2400万元だった。
上海総合指数は終始プラス圏で推移した。前日に2週間ぶりの安値を付けた後で買い戻しが入りやすい環境。前日の米株高やきょうの香港などアジア市場の大幅上昇に加え、香港市場からの相互取引制度を通じた本土株売買が大きく買い越していることなども支えとなった。指数は寄り付きで節目の2900ポイントを回復。ただ、新型コロナウイルス感染の「第2波」への警戒感が意識されるなか、前日比1%高の水準では上値の重さがみられた。セクター別では鉄鋼や酒造の上昇が目立ったほか、通信、建材、電子部品が高い。半面、小売りがさえなかった。
上海B株指数は0.69%高の208.43ポイント、深センB株指数は0.70%高の862.91ポイントだった。