2020-06-15 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:小幅に4日続落、新型コロナ「第2波」警戒と政策期待が交錯
週明け15日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は小幅に4営業日続落。前場終値は前営業日比0.01%安の2919.48ポイントだった。深セン成分指数は0.85%高の11347.34ポイントと続伸。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で4449億4100万元だった。
上海総合指数は安くスタート。中国や米国での新型コロナウイルスの新規感染者の増加を受け、運用リスクを回避する売りが先行している。寄り付き後に中国国家統計局が発表した5月の主要経済統計が市場予想よりも弱い結果だったことも投資家心理を悪化させたもよう。もっとも、中当局が打ち出す内需や新興産業の振興策への期待が根強いなか、下値は限られた。心理的節目の2900ポイントに近い水準で下げ渋り、一時は指数がプラス圏に浮上する場面もあった。
セクター別では空運や観光、高速道路が安い。半面、医療・医薬、小売り、電子・ITが買われている。
上海B株指数は0.65%高の208.78ポイントと続伸。深センB株指数は0.28%高の860.45ポイントと4営業日ぶりに反発した。