2020-06-12 |
香港/マーケット/証券 |
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香港前引け:3日続落、コロナ「第2波」警戒 エネルギー株に売り
12日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は3日続落。前場終値は前日比1.30%安の24162.78ポイントだった。中国企業指数は1.43%安の9802.78ポイント。メインボードの売買代金は概算で656億1000万HKドルだった。
ハンセン指数は全面安で始まった。11日の米株式相場が新型コロナウイルスの感染「第2波」への警戒感から急落したことで、香港市場でも幅広いセクターでリスク回避の売りが膨らんだ。中国本土相場の下落も投資家心理を悪化させた。ただ、各国が打ち出した大規模な金融緩和と財政出動による経済下支え効果への期待は根強い。指数は序盤に下げ幅を縮め、寄り付きで割り込んでいた心理的節目の24000ポイントを回復して前場の取引を終えた。
個別では、石油株のCNOOC(
00883)とペトロチャイナ(
00857)、シノペック(
00386)が軒並み急落。11日のNY原油先物相場が3日ぶりに大幅反落したことが嫌気された。石炭株の中国神華能源(
01088)も大幅安。国際金融銘柄のHSBC(
00005)と子会社のハンセン銀行(
00011)、香港コングロマリットの太古A(
00019)と長江和記実業(
00001)も続落した。半面、カジノ株の銀河娯楽(
00027)が反発。香港不動産株の九龍倉置業地産(
01997)、恒隆地産(
00101)、長江実業集団(
01113)はしっかり。