11日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は続落。前場終値は前日比1.03%安の24791.36ポイントだった。中国企業指数は0.81%安の10061.80ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で777億8000万HKドルだった。
ハンセン指数はほぼマイナス圏で推移。前日に続き利益確定売りが出やすかったことに加え、軟調に推移していた米ダウ先物が下げ幅を広げたことも重しとなった。指数は節目の25000ポイントを下回り、前引けにかけて下げ幅を広げた。
個別では、欧州金融大手のHSBC(
00005)が3%超下落したほか、マカオカジノのサンズ・チャイナ(
01928)や銀河娯楽(
00027)、中国石油メジャーのペトロチャイナ(
00857)が大幅安。恒基兆業地産(
00012)や長江和記実業(
00001)など香港関連銘柄の下げが目立った。半面、中国IT大手のテンセント(
00700)が高い。生活関連サイト運営大手の美団点評(
03690)が上場来高値を更新。きょう香港セカンダリー上場を果たしたオンラインゲーム大手のネットイース(
09999)は公開価格から8%近く上昇している。