2020-06-09 |
香港/マーケット/証券 |
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香港前引け:7日続伸、25000ポイント超え 保険株・内需関連に買い
9日前場の香港株式市場でハンセン指数は7営業日続伸。前場終値は前日比1.31%高の25101.56ポイントだった。中国企業指数は1.32%高の10140.67ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で613億4000万HKドルだった。
ハンセン指数は高く寄り付き、序盤で心理的節目の25000ポイントを上抜けた。前日の米株式相場ときょうの中国本土相場の上昇を受け、香港市場でも幅広いセクターで買いが優勢となった。米国では経済活動の再開が続くなか、先週末の米5月雇用統計の驚異的改善を受けて景気回復期待が続いた。もっとも、ハンセン指数が100日移動平均(前引け時点で25140.50ポイント)に迫る水準では上値が伸び悩んだ。
個別では、保険株の中国人寿保険(
02628)とAIAグループ(
01299)、通信株のチャイナ・モバイル(
00941)が買われて相場の上昇を主導。乳業大手の中国蒙牛乳業(
02319)、カジノ運営のサンズ・チャイナ(
01928)、自動車メーカーの吉利汽車(
00175)が大幅高となった。半面、香港不動産株の恒隆地産(
00101)やスマートフォン部品メーカーの瑞声科技(
02018)が下げている。