4日の香港株式市場で、ハンセン指数は4日続伸。終値は前日比0.17%高の24366.30ポイントだった。中国企業指数は0.40ポイント高の9967.93ポイント。メインボードの売買代金は概算で1254億1000万HKドルだった。
ハンセン指数は高寄り後にマイナス圏に沈んだ。前日に節目の24000ポイントを回復した後で利益確定売りが出やすかったことに加え、本土市場で上海総合指数が軟調に推移したことも重しとなった。ただ、中国政府の政策期待などを支えに底堅さもみられ、指数は前場中盤以降、前日終値付近を挟んでもみ合いを続けると、結局、クロージング・オークション・セッション(大引け後10分間の板寄せセッション)でプラス圏に浮上して取引を終えた。
ハンセン指数構成銘柄では、マカオカジノのサンズ・チャイナ(
01928)が4%台の上昇。同業の銀河娯楽(
00027)も大きく買われたほか、欧州金融大手のHSBC(
00005)、大手ニット衣料メーカーの申洲国際集団(
02313)、台湾系食品メーカーの中国旺旺(
00151)などが上昇した。半面、衛生用品大手の恒安国際集団(
01044)、中国石炭大手の中国神華能源(
01088)、スマホ部品メーカーの瑞声科技(
02018)が軟調だった。
中国企業指数構成銘柄では、中国ビール大手の華潤ビール(
00291)が高い。医薬品卸売り大手の国薬控股(
01099)、不動産大手の万科企業(
02202)、スポーツ用品大手の安踏体育用品(
02020)などが上昇した。半面、保険株の新華人寿保険(
01336)や中国太平保険(
00966)、建設株の中国交通建設(
01800)の下げが目立った。