4日の中国本土株式市場で、上海総合指数は6営業日ぶりに反落。終値は前日比0.14%安の2919.25ポイントだった。深セン成分指数は0.28%高の11139.26ポイントと反発。上海、深セン両市場の売買代金は概算で6506億7100万元だった。
上海総合指数は高寄り後、ほどなくマイナス圏に沈み、軟調に推移した。景気回復や金融緩和への期待が広がる一方、指数は前日まで5営業日続伸し、3月上旬以来の高値を付けた後とあって、利益確定の売りが相場の重しとなった。セクター別では、保険、通信、航空などが売られる半面、酒造、小売り、宝飾などが買われた。
A株市場では、前日高かった広州汽車集団(
601238)や上海汽車集団(
600104)、重慶長安汽車(
000625)など自動車株が利益確定の売りに押されて大きく下げた。空港運営の上海国際機場(
600009)や免税店運営の中国国旅(
601888)も安い。半面、景気対策の一環として、これまで厳しく取り締まりが行われていた露天商を奨励する方針が示されたことを受け、浙江中国小商品城集団(
600415)や茂業商業(
600828)などが大幅高となった。シーズン入りで需要拡大を期待し北京燕京ビール(
000729)はストップ高を付けた。
上海B株指数は0.19%高の205.66ポイントと反発、深センB株指数は1.88%高の864.41ポイントと3日ぶりに反発した。