モルガン・スタンレーは最新リポートで、山東省拠点の医療機器メーカー、ウェイガオ・グループ(
01066)の投資判断を「オーバーウエート」に据え置いた上で、目標株価を52%引き上げ、17HKドルに設定した。『AAストックス』が4日伝えた。
モルスタは、新型コロナウイルスの感染拡大により中国の病院の資源が消耗したほか、低価格の現地生産医療設備や消耗品の需要が高まり、業界大手のウェイガオ・グループにとって追い風になると指摘。2020−22年の売上高予想を1−2%引き上げ、それぞれ前年比16%増、17%増、14.7%増になると予想した。また利益予想についても6−12%引き上げ、それぞれ前年比13.4%増、26.3%増、21%増になると予想した。ただ、新型コロナウイルスの影響による手術件数の大幅減少を理由に、2020年については引き続き慎重な見方を示している。
ウェイガオ・グループの株価は日本時間午後0時13分現在、前日比3.45%高の15.60HKドルで推移している。