2020-06-03 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:5日続伸、プラス圏でもみ合う 景気持ち直し期待も上値重い
3日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は5営業日続伸。前場終値は前日比0.51%高の2936.38ポイントだった。深セン成分指数は0.62%高の11181.12ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で4529億7800万元だった。
上海総合指数は小高く寄り付いた後、プラス圏でもみ合った。景気の持ち直しを見込む買いが続いた。中国国有企業が米国産大豆を購入したとの報道を受け、米中関係の悪化懸念が和らいだことも安心感につながった。ただ、前日まで4営業日続伸し、約2カ月半ぶり高値を更新した後とあって、上値追いの動きは限られた。序盤は2940ポイントを超える場面もあったが、同水準付近では伸び悩んだ。
セクター別では、化学繊維、医療、製薬が高い。保険の一角が続伸している。半面、港湾・海運、農業関連、食品・飲料などが軟調。
上海B株指数は0.76%安の206.11ポイント、深センB株指数は0.41%安の847.14ポイントだった。