28日の香港市場でハンセン指数は安寄り後にプラス圏に浮上した。中国政府が制定を目指す香港の「国家安全法」を巡る米中対立への警戒感が意識される一方、銀行株に買いが入り、相場を支えている。指数は日本時間午前10時43分現在、前日比0.20%高の23347.74ポイントで推移。
個別では、HSBC(
00005)や中国工商銀行(
01398)といった銀行株が高い。ニット衣料大手の申洲国際集団(
02313)、中国通信キャリア大手のチャイナ・ユニコム(
00762)なども買われている。半面、医薬品メーカーの石薬集団(
01093)や中国生物製薬(
01177)が安い。