27日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は3日ぶりに反落。前場終値は前日比0.39%安の23294.33ポイントだった。中国企業指数は0.30%安の9566.14ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で617億1000万HKドル。
ハンセン指数は前日の米株高を好感して高く始まったものの、ほどなくマイナス圏に沈んだ。中国の全国人民代表大会(全人代、国会に相当)で審議されている香港版国家安全法やそれを巡る米中関係の悪化などが懸念された。また、指数は前日に2%近く上昇した後とあって、利益確定の売りも上値を抑えた。
個別では、テンセント(
00700)が1.79%安と売られて下げを主導。長江インフラ(
01038)や恒安国際集団(
01044)の下落も目立った。半面、中国人寿保険(
02628)やサンズ・チャイナ(
01928)が高い。4月の米新築住宅販売件数が予想に反し前月比で微増となったことを受け、創科実業(
00669)も買われた。