2020-05-27 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:3日ぶり反落、総じてマイナス圏で推移 米中対立を警戒
27日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は3日ぶりに反落。前場終値は前日比0.05%安の2845.01ポイントだった。深セン成分指数は0.50%安の10761.25ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で3496億6600万元だった。
上海総合指数はおおむねマイナス圏でもみ合った。前日まで続伸した後とあって、利益確定売りが相場を押し下げた。香港問題を巡る米中対立の先鋭化に対する警戒感が重荷。中国が開会中の全国人民代表大会(全人代、国会に相当)で28日に制定方針を採択する香港国家安全法について、トランプ大統領は「週内にも中国に強力な制裁を科す」可能性を示唆したことが伝わった。もっとも、中国当局の景気刺激策に対する期待も根強く、下値は限られた。
セクター別では、通信キャリア、証券、ソフトウエアサービス、電子・ITが安い。半面、食品・飲料、酒造、石炭、鉄鋼が買われたほか、銀行も堅調。
上海B株指数は0.63%安の206.81ポイント、深センB株指数は0.18%安の864.55ポイントだった。