2020-05-27 |
香港/マーケット/証券 |
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【相場見通し】米株高を受けて堅調か、米中関係の悪化が懸念材料
27日の香港市場は前日の米株高を好感して堅調か。休場明け26日のNY株式相場は上昇。経済活動の再開や米バイオ企業のノババックスがコロナウイルスワクチンの臨床試験を開始したことが好感された。ダウ平均は529.95米ドル高(+2.17%)の24995.11米ドルと3日ぶりに反発。一時、711米ドル高の25176.42米ドルまで上昇し、3月10日以来、2カ月半ぶりに25000米ドルを回復した。
ただ、中国の全国人民代表大会(全人代、国会に相当)で審議されている香港版国家安全法を巡り、米国が中国企業に制裁措置を検討していると伝わっており、米中関係の一段の悪化が懸念される。また、ハンセン指数は前日に心理的節目の23000ポイントを回復し、2%近く上昇しており、利益確定売りが相場の重しとなりそうだ。
前日の香港株の米国預託証券(ADR)は、テンセント(
00700)やAIAグループ(
01299)、中国建設銀行(
00939)などが香港終値を下回って引けている。