21日の中国本土株式市場で、上海総合指数は続落。終値は前日比0.55%安の2867.92ポイントだった。深セン成分指数は0.94%安の10845.40ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で6261億8000万元だった。
上海総合指数は、前場はプラス圏での推移も目立ったが、後場に入ってマイナス圏に沈むと、大引けにかけて下げ幅を拡大した。全国人民代表大会(全人代、国会に相当)の開幕をあすに控え、内容を見極めようと様子見ムードが強まり、相場の重しとなった。セクター別では、電子IT、貴金属、航空・宇宙などが売られた半面、半面、酒造、医療、鉄鋼などが買われた。
A株市場では、三一重工(
600031)が大きく売られたほか、BYD(
002594)や中興通訊(
000063)も3%前後下げた。京東方科技集団(
000725)は米アップルや韓国のサムスン電子が同社の製品を採用する可能性があると報じられたものの、下落した。半面、上海復星医薬(
600196)や江蘇恒瑞医薬(
600276)など医薬関連、老舗調味料メーカーの仏山市海天調味食品(
603288)などが買われた。
上海B株指数は0.54%安の204.73ポイントと続落、深センB株指数は0.10%高の870.08ポイントと反発した。