14日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は3日続落。前場終値は前日比1.11%安の23912.89ポイントだった。中国企業指数は1.21%安の9716.81ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で683億8000万HKドルだった。
ハンセン指数は終始マイナス圏で推移。前日の米株安が嫌気されたほか、米中関係の悪化懸念や中国本土の主要指数の下落などが相場の重しとなった。指数は序盤に節目の24000ポイントを下回るなど23800ポイント付近まで下落。ただ、同水準では下げ渋りの動きをみせ、前場中盤以降は下げ幅をやや縮めた。
個別では、本土生保大手の中国人寿保険(
02628)や中国通信キャリア大手のチャイナ・ユニコム(
00762)の下げが目立ったほか、マカオカジノのサンズ・チャイナ(
01928)、中国石油メジャーのシノペック(
00386)が安い。前日に傘下ショッピングモールのイベントで規定違反の可能性が報じられた香港不動産投資会社の九龍倉置業地産(
01997)が続落した。半面、前日大引け後に四半期決算を発表した中国IT大手のテンセント(
00700)が逆行高を演じた。