週明け11日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は続伸。前場終値は前営業日比1.97%高の24706.50ポイントだった。中国企業指数は1.75%高の10041.16ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で573億1000万HKドルだった。
ハンセン指数は前週末の米株高の流れを引き継ぎ高く寄り付いた。序盤に上げ幅を広げ、その後はおおむね24700ポイント付近でもみ合った。米中対立に対する警戒感の後退したほか、新型コロナウイルスの防疫措置として各国が講じてきた経済活動の規制を緩和する動きが拡大していることを好感。中国の金融緩和への思惑や、景気刺激策の本格化に対する期待も買いを誘った。
個別では、4月出荷台数を発表したスマホ部品メーカーの舜宇光学科技(
02382)が約6%の上昇。中国ネット通販大手、JDドット・コム(JD)の香港セカンダリー上場を巡る報道を手掛かりに香港証券取引所(
00388)が買われた。時価総額の大きいIT大手のテンセント(
00700)、欧州金融のHSBC(
00005)、アジア生保のAIAグループ(
01299)がそろって2%台の上昇となり、指数を押し上げた。半面、製薬大手の石薬集団(
01093)がさえない。