2020-05-07 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:小幅に4日続伸、政策期待高まる 通信・建材買われる
7日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は小幅ながら4日続伸。前場終値は前日比0.01%高の2878.43ポイントだった。深セン成分指数は0.20%高の10904.78ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で4094億3300万元だった。
上海総合指数は序盤は安く推移したが、下げ幅を縮小し、前引け間際にプラス圏に浮上した。前日の米株安が嫌気されたほか、世界的な新型コロナウイルスのパンデミックによる先行きの不透明さを理由に、中国指導部が2020年は経済成長の数値目標を設定しないことを検討していると伝わったことも投資家心理を冷やした。ただ、全国人民代表大会(全人代、国会に相当)の開幕を22日に控え、景気対策が本格化するとの期待から買いが広がった。セクター別では、通信、建材、食品・飲料などが買われた半面、航空、宝飾、ホテル・観光などが売られた。
上海B株指数は0.21%高の215.27ポイント、深センB株指数は0.05%安の833.59ポイントだった。