6日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は続伸。前場終値は前日比0.66%高の24026.31ポイントだった。中国企業指数は0.63%高の9759.32ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で546億3000万HKドルだった。
ハンセン指数は小安く寄り付いた直後に切り返し、上げ幅を拡大。前日の米株高の流れを引き継ぎ、経済活動の再開や新型コロナウイルスのワクチン開発への期待から買いが先行した。安く始まった中国本土相場が上げに転じたことも地合いの改善につながったもよう。ただ、4日に割り込んでいた心理的節目の24000ポイントを回復すると、上値は伸び悩んだ。
個別では、NY原油先物指数の上昇を受けて中国石油メジャーのCNOOC(
00883)とシノペック(
00386)、ペトロチャイナ(
00857)が軒並み高。スマートフォン部品メーカーの舜宇光学科技(
02382)と瑞声科技(
02018)、製薬の中国生物製薬(
01177)も大きく買われている。半面、中国本土系の不動産株中国海外発展(
00688)や保険株の中国人寿保険(
02628)が逆行安。