2020-05-06 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:小幅に3日続伸、朝安も引け間際にプラス圏
連休明け6日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は小幅に3営業日続伸。前場終値は前営業日比0.08%高の2862.50ポイントだった。深セン成分指数は0.77%高の10804.28ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で4293億3200万元だった。
上海総合指数は安く寄り付いた。新型コロナウイルスの感染拡大を巡ってトランプ米大統領が中国を批判し、関税引き上げや損害賠償金の請求などを検討していることが連休中に伝わり、米中関係の一層の悪化を懸念する売りが先行。ただ、売り一巡後はもみ合いながら下げ幅を縮め、前引け間際にプラス圏に浮上した。今月22日に開幕する全国人民代表大会(全人代、国会に相当)を前に、景気対策が本格化することへの期待が地合いを支えた。
セクター別では、観光・ホテル、航空・空港運営、有料道路が安い。メーデー連休の観光収入が前年同期に比べ6割以上減少したとの報道が嫌気された。銀行、保険、証券など金融株も売られた。半面、通信キャリアが全面高となったほか、通信設備、電子部品が堅調。
上海B株指数は0.07%安の215.13ポイント、深センB株指数は0.63%安の828.04ポイントだった。