5日前場の香港株式市場でハンセン指数は反発。前場終値は前日比0.54%高の23742.13ポイントだった。中国企業指数は0.42%高の9639.23ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で379億4000万HKドルだった。
ハンセン指数は終始プラス圏で推移した。前日に1000ポイント超下落した後で自律反発狙いの買いが入りやすい環境。米株相場や原油先物価格の上昇なども支援材料となった。指数は序盤に上げ幅を広げると一時は1%高の水準まで上昇。ただ、前日の売り材料となった新型コロナウイルスの対応を契機とした米中対立の再燃が懸念されるなかで上値は重く、前場中盤以降はおおむね23700ポイント台中盤でもみ合いを続けた。
個別では、前日に大きく下げた中国石油メジャーのCNOOC(
00883)の上昇が目立ったほか、電動工具大手の創科実業(
00669)、自動車メーカーの吉利汽車(
00175)、スマホ部品メーカーの舜宇光学科技(
02382)が高い。半面、本土保険大手の中国平安保険(
02318)、本土国有銀行大手の中国工商銀行(
01398)などが軟調だった。