2020-04-30 |
中国/政策/自動車・二輪 |
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中国当局、自動車購入促進策を通達
中国政府は28日、自動車購入を促進する措置を通達した。国家発展改革委員会など11部局が「自動車消費の安定と拡大にかかわる措置の通知」に排ガス規制の施行延期や税制優遇などを盛り込んだ。主要な措置は次の通り。
◇軽型自動車(総重量3.5トン以下)に対する「国6」微細物質排出上限の適用を猶予する期限を2020年7月1日から2021年1月1日に延期する。
◇新エネルギー車の購入補助政策の適用を2022年末まで延長する。2020−22年の補助金縮小ペースを緩やかにする一方、補助金の決済スピードを上げる。都市公共交通などでの新エネ車活用を一段と進める。
◇旧式のディーゼルトラックの廃車を加速する。財政措置で排ガス基準を満たす車両への更新を支援。京津冀(北京市・天津市・河北省)など重点地区で100万台を淘汰する目標を引き続き支持する。
◇中古車取引を振興する。車両取引登記制度などを見直し、中古車の流通規制を全面的に撤廃。中古車輸出を拡大する。2020年5月1日から2023年末まで、中古車ディーラーが販売する旧車を対象に増値税を減免。
◇自動車ローン利用を促進する。金融機関が積極的に自動車ローン業務を展開し、頭金比率や金利の引き下げ、返済期限の延長などにより自動車を購入する個人への与信を拡大するよう奨励する。