2020-04-29 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:反発、全人代の開幕日決定を好感 銀行株が全面高
29日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は反発。前場終値は前日比0.47%高の2823.09ポイントだった。深セン成分指数は0.23%高の10525.30ポイントと3日続伸。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で3242億9600万元だった。
上海総合指数は安く寄り付いたものの、心理的節目の2800ポイントに迫る水準で下げ渋り、上げに転じた。延期されていた全国人民代表大会(全人代、国会に相当)の開幕日が5月22日に決まり、財政出動が本格化するとの思惑買いが相場を押し上げたもよう。国務院(内閣に相当)は28日開いた常務会議で、情報通信網などの新型インフラの建設を加速させる方針を示した。もっとも、週末から始まるメーデー連休を前に持ち高を整理する動きもあり、指数は前引けにかけて上げ幅を縮めた。
セクター別では、高速道路と銀行が全面高のほか、保険、建材、観光が買われている。半面、酒造や食品・飲料、小売り、通信機器が売られている。
上海B株指数は0.72%高の211.44ポイントと4営業日ぶりに反発。深センB株指数は0.11%安の826.33ポイントと反落している。