2020-04-27 |
香港/マーケット/証券 |
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香港前引け:反発、24000ポイントを回復 本土金融株に買い
週明け27日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は反発。前場終値は前日比1.64%高の24221.92ポイントだった。中国企業指数は2.06%高の9854.91ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で426億6000万HKドルだった。
ハンセン指数は心理的節目の24000ポイントに乗せてスタートすると、上げ幅を拡大した。前週末の米株高が好感されたほか、中国当局の景気対策に対する期待が買いを誘った。中国本土で全国人民代表大会(全人代、国会に相当)を運営する常務委員会が26日に第1次全体会議を開いたと伝わり、延期されている全人代の開催日程が近く公表されるとみられる。もっとも、今週後半に連休を控えていることもあり、24200ポイントを超える水準では上値が重く、序盤以降はおおむね同水準付近でももみ合った。
個別では、交通銀行(
03328)、中国建設銀行(
00939)、中国人寿保険(
02628)など本土金融株や、アジア生保のAIAグループ(
01299)、IT大手のテンセント(
00700)、欧州金融大手のHSBC(
00005)といった主力株が大きく上昇し、指数を押し上げた。本土系不動産デベロッパーの中国海外発展(
00688)、政府系投資感謝の中国中信(
00267)、香港不動産関連の九龍倉置業地産(
01997)も高い。半面、医薬品メーカーの石薬集団(
01093)、スマホ部品メーカーの瑞声科技(
02018)がさえない。