3日の香港市場でハンセン指数は反落して始まった。前日は原油価格の上昇を見込む買いが相場を押し上げたものの、きょうは主要産油国による生産調整の詳細を見極めたいとのムードが強まった。中国本土相場が安く始まったことも投資家心理を冷やし、売りが先行している。
指数は日本時間午前10時45分現在、前日比0.94%安の23061.08ポイントで推移。個別では、時価総額が大きいHSBC(
00005)とテンセント(
00700)が下落し、相場の重荷となっている。中国石油メジャーのペトロチャイナ(
00857)とCNOOC(
00883)、シノペック(
00386)は軒並み反落。半面、通信キャリアのチャイナ・ユニコム(
00762)とチャイナ・モバイル(
00941)、消費財株の恒安国際集団(
01044)が買われている。