1日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は反落。前場終値は前日比0.92%安の23385.41ポイントだった。中国企業指数は0.29%安の9567.19ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で672億3000万HKドル。
ハンセン指数はマイナス圏で軟調に推移した。新型コロナウイルスの世界的大流行が続くなか、経済への影響が長期化するとの見通しから前日のNY市場が下落したことが嫌気された。寄り付き後ほどなく発表された2020年3月の財新中国製造業購買担当者景気指数(PMI)は50.1と、市場コンセンサス予想の45.5を上回ったものの、影響は限定的だった。一方、英金融当局の要請に応じ、2019年第4四半期(10−12月期)の配当を見合わせると発表したHSBC(
00005)が急落し、相場の下げを主導した。
個別では、HSBCが一時40HKドルの大台を下回るなど大幅安。2019年12月本決算が市場予想を下回った小米集団(
01810)は0.96%安。金先物価格の下落を受けて招金鉱業(
01818)も安い。半面、土地保有面積や有利子負債の削減方針が好感され中国恒大集団(
03333)が大幅高。