2020-03-30 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:反落、新型コロナへの警戒などが重し 通信株が安い
週明け30日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は反落。前場終値は前営業日比1.59%安の2728.07ポイントだった。深セン成分指数は2.81%安の9825.64ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で4035億5200万元だった。
上海総合指数は終始マイナス圏で推移した。前週末の米株安や、きょうのアジア株式相場が軟調となるなか、本土市場でも売りが先行。新型コロナウイルスの世界的な感染拡大や、これによる景気減速への警戒などが相場の重しとなった。週末に中国指導部が財政政策の積極的な推進を決定したことが伝わったが、影響は限られた。指数は序盤以降、2730ポイントを挟んだ水準でもみ合いを続けた。セクター別では通信やソフトウエアが大幅安。半面、農業や化学肥料が買われた。
上海B株指数は2.01%安の214.52ポイント、深センB株指数は2.36%安の800.24 ポイントだった。