2020-03-27 |
香港/マーケット/証券 |
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香港前引け:反発、欧米・本土株高を好感 長江グループに買い
27日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は反発。前場終値は前日比1.21%高の23634.14ポイントだった。中国企業指数は1.56%高の9594.65ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で665億4000万HKドル。
ハンセン指数は前日の欧米株高の流れを引き継ぎ、高くスタート。20カ国・地域(G20)の首脳が26日夜、パンデミックの経済的な打撃に対処するため「5兆米ドル超を投入する」との声明をまとめた。主要国がそろって新型コロナウイルスに対する大規模な経済対策を実施し、景気を下支えするとの期待から買いが入った。きょうの中国本土相場の上昇も投資家心理を支えた。
個別では、香港コングロマリットの長江和記実業(
00001)、同系列の長江実業集団(
01113)が大幅高。李嘉誠シニアアドバイザーと後継者で長男の李沢鉅氏による株式買い増しが好感された。不動産株の碧桂園(
02007)、輸出銘柄の申洲国際集団(
02313)も大きく買われた。半面、カジノ運営の銀河娯楽(
00027)、乳製品メーカーの中国蒙牛乳業(
02319)、衛生用品大手の恒安国際集団(
01044)が続落している。