2020-03-25 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:続伸、買い戻し続くも上値重い
25日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は続伸。前場終値は前日比1.57%高の2765.12ポイントだった。深セン成分指数は2.32%高の10151.64ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で4712億9000万元だった。
上海総合指数は約2%高で寄り付くと、終始プラス圏でもみ合った。米国市場でダウ平均が過去最大の上昇幅を記録したことや、日本、韓国、香港などきょうのアジア主要市場がそろって大幅に続伸していることを好感し、買い戻しの動きが続いた。相互取引制度を通じた香港からの本土株売買が前場で約24億元の買い越しとなり、外資の流入も投資家心理を支えた。ただ、ダウ平均先物が下げていることもあり、きょうの米国市場を警戒して高値追いの動きは限られた。
セクター別では、航空・空港運営、医療、保険、銀行が全面高。半面、通信キャリア、通信設備、セメント・建材の一角がさえない。
上海B株指数は1.21%高の219.90ポイント、深センB株指数は1.75%高の818.02ポイントだった。