ゴールドマン・サックスは最新リポートで、中興通訊(
00763)の目標株価をこれまでの33.6HKドルから29.7HKドルに引き下げた。中国本土の次世代通信規格「5G」基地局の数がこれまでの予想を下回るとして、中興通訊の2020−21年利益予想をそれぞれ16%、13%下方修正した。投資判断は「中立」を維持している。『AAストックス』が20日伝えた。
本土通信キャリアが2020−21年の5G基地局の整備目標を下方修正したことを踏まえ、予想をこれまでの100万カ所、110万カ所から75万カ所、90万カ所に引き下げた。2030年までの総数が600万カ所との予想は据え置き、22年が建設のピークになるとした。中興通訊の市場シェア(約30%)に基づき、2020−21年売上高予想をそれぞれ9%、6%引き下げ、2020−22年の増益率が各5%、28%、15%と見込んでいる。
中興通訊の株価は日本時間午後4時48分現在、前日比1.89%高の21.55HKドルで推移している。