18日の香港株式市場で、ハンセン指数は大幅に反落。終値は前日比4.18%安の22291.82ポイントだった。中国企業指数は4.51%安の8800.62ポイント。メインボードの売買代金は概算で1660億8000万HKドル。
ハンセン指数は、前場はプラス圏での推移が目立ったが、後場に入って徐々に下げ幅を拡大し、きょうの安値圏で取引を終えた。ダウ平均先物が時間外の取引で大幅に下落し、取引を一時中断する「サーキット・ブレーカー」の措置がとられたことで、投資家心理が悪化し、リスク回避の売りが膨らんだ。指数は結局、心理的節目の23000ポイントを大きく下回り、2017年1月4日以来、約3年2カ月ぶりの安値を付けた。
ハンセン指数構成銘柄では、電能実業(
00006)が前日比変わらずとなった以外、残り49銘柄がすべて下げた。シティグループが目標株価を引き下げた舜宇光学科技(
02382)は11.92%下落。原油価格の下落を受けてCNOOC(
00883)やシノペック(
00386)も売られた。チャイナ・ユニコム(
00762)や瑞声科技(
02018)の下落も目立つ。
この他では、市場予想を下回る2019年12月本決算を発表した万科企業(
02202)が11.42%安と大幅下落。中興通訊(
00763)は10.24%安と大幅に3日続落。アリババ集団(
09988)は5.57%安の173HKドルで引け、昨年11月の上場以来、終値で初めて公開価格(176HKドル)を下回った。