18日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は小幅続伸。前場終値は前日比0.08%高の23281.59ポイントだった。中国企業指数は0.05%安の9211.64ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で636億HKドル。
ハンセン指数はダウ平均先物が時間外で大幅に下落していることを嫌気し安く始まったものの、中国本土市場が高く推移していることを受けてその後はほぼプラス圏で推移した。中国本土では新型肺炎の新規感染者数が減少傾向にあるほか、中国国務院が大規模な投資プロジェクトの再開加速を指示したと伝わり、投資家心理が改善した。ただ、世界で新型肺炎の感染が急速に拡大するなか、景気後退懸念が相場の重しとなり、指数はかろうじて前日終値を上回って前場の取引を終えた。
個別では、ハンセン銀行(
00011)が4%近く上昇したほか、HSBC(
00005)や中国建設銀行(
00939)など銀行株が高い。金価格の上昇を受けて招金鉱業(
01818)や紫金鉱業集団(
02899)も買われた。半面、シティグループが目標株価を引き下げた舜宇光学科技(
02382)が5%近く下落。原油価格の下落を受けてCNOOC(
00883)やペトロチャイナ(
00857)も安い。