鴻海精密工業傘下のEMS(受託製造サービス)大手、富智康集団(
02038)は17日大引け後、2019年12月本決算の純損益の赤字が1300万米ドル以下に縮小する見通しを明らかにした。前年は8億5700万米ドルの赤字だった。19年は粗利益が2億5300万米ドル超と黒字に転換し、粗利益率が1.76%になると見込む(前年の粗損失は1億4600万米ドル、粗利益率は−0.56%)。
売上高(19年1月1日付で停止した物流・販売部門を除いた継続事業)は143億7800万米ドルを超えると見込む(前年は148億7300万米ドル)。一方、継続事業の営業支出は3億7000万米ドル以下(前年は4億7000万米ドル)にとどまり、その他収入が1億3900万米ドル以上(前年は9500万米ドル)となる見通し。
富智康集団の17日終値は前日比2.27%高の0.90HKドル。