2020-03-16 |
中国/統計/不動産 |
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中国70都市の20年2月新築住宅価格、4年4カ月ぶり下落都市が超過
中国の国家統計局が16日発表した2020年2月の住宅価格統計によると、主要70都市のうち、新築分譲住宅価格(保障性住宅を除く)が前月比で上昇したのは21都市となり、前月から26都市減った。下落は前月から8都市増えて23都市。下落都市数が上昇都市数を上回るのは15年10月以来4年4カ月ぶり。横ばいは前月から18都市増えて26都市だった。前年同月比では65都市が上昇し、5都市が低下した。
国家統計局のエコノミストは、「新型コロナウイルスによる肺炎が不動産市場に大きく影響し、住宅価格の上昇幅が縮小した」との見方を明らかにした。規模別では、「一線都市」(北京、上海、深セン、広州)の新築分譲住宅価格は前月比で横ばい(前月は0.4%上昇)。これに次ぐ規模の「二線都市」(31都市)は0.1%上昇(前月比で0.1ポイント縮小)、「三線都市」(35都市)も0.1%上昇した(同0.3ポイント縮小)。一方、前年同月比ベースの上昇率は、一線都市が3.5%(前月比0.3ポイント縮小)、二線都市が6.2%(同0.7ポイント縮小)、三線都市が5.9%(同0.5ポイント縮小)だった。