13日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は大幅に3日続落。前場終値は前日比5.78%安の22904.28ポイントだった。中国企業指数は5.96%安の9146.17ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で983億1000万HKドルだった。
ハンセン指数の始値は22519.32ポイントと、取引時間中として2017年1月9日以来ほぼ3年2カ月ぶりの安値。その後に下げ幅を縮小し、下値のめどとして意識されていた23000ポイントを小幅に上抜ける場面があったものの、結局は同水準を下回って午前の取引を終えた。新型コロナウイルスの世界的な感染拡大に歯止めがかからず、株式などリスク資産を手放す動きが加速。12日の欧米市場と、中国本土を含むきょうのアジア主要市場の急落も嫌気され、全面安の展開となった。
ハンセン指数を構成する50銘柄が軒並み前日比3%超下落している。輸出銘柄の申洲国際集団(
02313)は8.94%安。香港コングロマリットの長江和記実業(
00001)、通信キャリアのチャイナ・モバイル(
00941)とチャイナ・ユニコム(
00762)の下げもきつい。