大和証券キャピタル・マーケッツは最新リポートで、中国の生活関連サイト運営大手、美団点評(
03690)の投資判断を「買い」に据え置く一方、目標株価を135HKドルから125HKドルに引き下げた。2020年1−3月期にネット出前サービスが低迷したことを受けて20年上期が赤字決算になると予測。一方、下期については正常な状態に回復するとした。『経済通』が12日伝えた。
大和は新型コロナウイルスの影響を反映させて、美団点評の2020−21年の予想売上高を22%下方修正。ネット出前部門とホテル・旅行予約部門の売り上げが落ち込むとの見方を示した。ただ、同社のファンダメンタルズは安定しており、業界大手の地位を維持するとし、新型コロナウイルスの終息後にレストラン関連事業が拡大するとの見方を示した。
美団点評の株価は日本時間午後4.時10分現在、前日比4.86%安の91.00HKドルで推移している。