12日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は大幅続落。前場終値は前日比3.81%安の24269.06ポイントだった。中国企業指数は3.81%安の9687.11ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で829億4000万HKドルだった。
ハンセン指数は終始マイナス圏で推移。前日の米株急落に加え、寄り付き前に伝わったトランプ米大統領の国民向け演説で経済支援策に関する具体的な言及がなく、失望感が強まるなか、他のアジア市場と同様に香港市場でも売りの勢いが加速した。指数は寄り付きで節目の25000ポイントを下回ると、下げ幅を拡大。24100ポイント付近で下げ止まったものの、前場だけで1000ポイント近く下落した。
個別では、ハンセン指数と中国企業指数の構成銘柄が全面安。アジア生保大手のAIAグループ(
01299)、中国石油メジャーのCNOOC(
00883)、中国IT大手のテンセント(
00700)といった大型銘柄が大きく売られ、相場の下げを主導した。