モルガン・スタンレーは最新リポートで、株式相場の下落局面ではセメント株が資金の一時退避先になるとして、安徽コンチセメント(
00914)と唐山冀東セメント(
000401)をトップピックに選んだ。安徽コンチセメントの投資判断は「オーバーウエート」、目標株価は65.0HKドルに維持。唐山冀東セメントの投資判断は「オーバーウエート」、目標株価は19.7元に設定した。香港経済紙『信報』が11日伝えた。
セメントセクターは年初来でハンセン指数をアウトパフォームしており、中国本土の需要拡大見通しを背景に今後もアウトパフォームし続けると見込む。さらに、キャッシュフローが潤沢で債務不履行(デフォルト)のリスクは低いと評価。中国政府がインフラ投資を促進し、不動産規制を緩和すればセメント需要の増加につながり、セメント企業の利益が膨らむとみている。
安徽コンチセメント(
00914)の株価は日本時間午後4時35分現在、前日比0.09%高の56.15HKドルで推移している。