11日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は小幅続伸。前場終値は前日比0.04％高の25402.40ポイントだった。中国企業指数は0.02％安の10151.26ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で543億6000万HKドル。

　ハンセン指数は方向感に乏しい値動きとなった。前日の米株高が好感される一方、ダウ平均先物が時間外で下落していることが相場の重しとなった。トランプ米大統領は10日に経済対策の一部を発表すると明らかにしていたものの、記者会見に姿を見せなかったことで、懸念が広がっているもよう。指数はかろうじて前日終値を上回って前場の取引を終えた。

　個別では、AIAグループ（01299）や中国工商銀行（01398）が1％前後上昇したほか、中国海外発展（00688）やLink REIT（00823）、恒隆地産（00101）など不動産関連が高い。半面、CNOOC（00883）が4％超下落したほか、石薬集団（01093）や中国旺旺（00151）も売られた。