5日の中国本土株式市場で、上海総合指数は4日続伸。終値は前日比1.99%高の3071.69ポイントだった。深セン成分指数は1.90%高の11711.37ポイントと4日続伸。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1兆1719億6600万元に上り、再び1兆元の大台にのせた。
上海総合指数はプラス圏で堅調に推移した。前日の米株高が好感されたほか、中国政府の財政出動や金融緩和といった景気対策に対する期待が引き続き相場を支え、徐々に上げ幅を拡大。指数は結局、1月20日以来、約1カ月半ぶりの高値水準で取引を終えた。セクター別では、銀行や保険、証券などがほぼ全面高となったほか、電力、農業・漁業、食品・飲料、酒造、化学肥料などを中心にほぼ全セクターで買いが優勢となった。
A株市場では、ここ最近大商いが続いていることを受け、中信建投証券(
601066)や南京証券(
601990)がストップ高をつけた。老舗白酒メーカーの瀘州老窖(
000568)や豚肉加工の国内最大手、河南双匯投資発展(
000895)も高い。新型肺炎の流行による影響を懸念し売られていたものの、新型肺炎が落ち着きつつあることを受け、買い戻しが入ったもよう。
上海B株指数は1.47%高の243.56ポイントと4日続伸、深センB株指数は1.50%高の946.49ポイントと続伸した。