週明け2日の香港市場でハンセン指数は安く寄り付いたものの、ほどなくしてプラス圏に切り返し、上げ幅を拡大する展開。新型コロナウイルスの感染拡大が世界経済に与える悪影響への懸念が強まる中、中国政府の景気対策や米早期利下げへの期待が高まり、買いを誘ったもよう。本土市場で上海総合指数が反発して始まったことも好感されている。
指数は日本時間午前10時40分現在、前営業日比0.67%高の26304.03ポイントで推移している。個別では、IT大手のテンセント(
00700)が反発し、相場の上昇に寄与。石油メジャーのCNOOC(
00883)、ペトロチャイナ(
00857)、マカオカジノの銀河娯楽(
00027)、香港不動産関連の九龍倉置業地産(
01997)が高い。半面、2019年12月中間決算が大幅減益となった新世界発展(
00017)や、欧州金融大手のHSBC(
00005)が軟調。