2020-02-28 |
香港/マーケット/証券 |
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香港前引け:大幅反落、一時26000ポイント割れ 新型肺炎の世界的拡大を警戒
28日前場の香港株式市場でハンセン指数は大幅に反落。前場終値は前日比2.50%安の26108.28ポイントだった。中国企業指数は2.74%安の10302.89ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で816億4000万HKドルだった。
ハンセン指数は前日の欧米株安の流れを引き継ぎ、全面安で寄り付いた。一時は心理的節目の26000ポイントを割り込み、取引時間中として昨年12月4日以来の安値を付けた。27日のNY市場で新型コロナウイルスの世界的な感染拡大への警戒感からダウ平均が過去最大の下げ幅を記録。香港でもリスク回避の売りが膨らんだ。中国本土相場の急落も投資家心理を悪化させた。
個別では、時価総額が大きいテンセント(
00700)とチャイナ・モバイル(
00941)がともに3%超下落。中国石油メジャーのCNOOC(
00883)、スマートフォン部品メーカーの瑞声科技(
02018)や舜宇光学科技(
02382)が大幅に続落。前日買われた中国建設銀行(
00939)、中国工商銀行(
01398)も売られている。