週明け24日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は3営業日続落。前場終値は前営業日比1.48%安の26903.84ポイントだった。中国企業指数は1.77%安の10600.08ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で700億6000万HKドルだった。
ハンセン指数は終始マイナス圏で推移。前週末の米株安に加え、新型コロナウイルスの感染拡大を嫌気する売りが先行した。新型肺炎を巡っては、世界保健機関(WHO)が23日に「過去48時間で重大な変化がみられた」「ウイルスを食い止めるための手段が少なくなっている」との認識を示したことが伝わった。指数は序盤に節目の27000ポイントを割り込むと、その後も下げ幅を拡大。26800ポイント台前半では下げ渋りの動きがみられた。
個別では、中国石油メジャーのペトロチャイナ(
00857)やCNOOC(
00883)、IT大手のテンセント(
00700)、保険大手のAIAグループ(
01299)や中国平安保険(
02318)が下落し、相場の下げを主導。マカオカジノの銀河娯楽(
00027)、医薬品メーカーの中国生物製薬(
01177)などが大きく売られた。半面、「5G」関連の中興通訊(
00763)や中国鉄塔(
00788)、産金株の招金鉱業(
01818)が逆行高を演じた。