20日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は反発。前場終値は前日比0.47%高の2989.31ポイントだった。深セン成分指数は1.26%高の11376.99ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で5825億8900万元だった。
上海総合指数は反発して始まった後、一時マイナス圏に沈む場面もみられたが、再びプラス圏に浮上して前場の取引を終えた。きょう午前に発表された最優遇貸出金利(LPR)は1年物が4.05%、5年以上物は4.75%となり、前月比でそれぞれ0.1ポイント、0.05ポイント引き下げられたことが好感された。セクター別では、航空、観光、酒造、証券などが買われた半面、貴金属などが売られた。この他、米テスラが寧徳時代新能源科技(CATL)製のリン酸鉄リチウム(LFP)電池の購入で合意したと伝わり、LFP電池の需要が拡大するとの思惑からBYD(
002594)が大幅高。テスラ関連銘柄とされる江蘇秀強玻璃工芸(300160)や奥特佳新能源科技(
002239)も大きく買われた。親会社の資産再編報道を受け、海航投資集団(
000616)や海南航空控股(
600221)も大幅高。同報道については、後に親会社の関係者が否定したと伝わった。
上海B株指数は0.36%高の240.29ポイント、深センB株指数は0.74%高の952.95ポイントだった。