2020-02-14 |
中国/マーケット/証券 |
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本土大引け:反発、おおむねプラス圏も上値重い 金融株に買い
14日の中国本土株式市場で上海総合指数は反発。終値は前日比0.38%高の2917.01ポイントだった。深セン成分指数も0.48%高の10916.31ポイントと反発。上海、深セン両市場の売買代金は概算で8129億7200万元だった。
上海総合指数はおおむねプラス圏で推移した。新型肺炎を巡り、湖北省以外の地域における新規感染者数の縮小が続いていることが伝わり、投資家心理がやや改善。当局の経済支援策に対する期待も相場を支えた。指数は中盤にかけて2920ポイント台半ばまで上昇。ただ、週末の持ち高整理の動きが強まるなか、さらなる上値は重く、終盤には一時、マイナス圏に沈む場面もみられた。セクター別では、金融がほぼ軒並み高となったほか、不動産や非鉄金属などが大きく上昇。半面、通信キャリア、貴金属などが軟調だった。
A株市場では、不動産株の金地集団(
600383)や保利発展控股集団(
600048)が大幅高。モリブデン大手の洛陽モリブデン(
603993)や大手LED用チップメーカーの三安光電(
600703)が大きく上昇。銀行株の平安銀行(
000001)、証券株の中信証券(
600030)が買われた。半面、自動車大手の重慶長安汽車(
000625)や広州汽車集団(
601238)が安い。スーパーマーケット大手の永輝超市(
601933)、医薬品メーカーの上海復星医薬(
600196)などがさえなかった。
上海B株指数は0.06%安の235.07ポイント、深センB株指数は0.36%安の924.97ポイントとともに続落した。