14日の香港市場で、ハンセン指数は安く寄り付いた直後に上げに転じた。新型コロナウイルスによる肺炎の感染が収束するとの期待が後退して投資家がリスクを取りにくくなった半面、中国政府が景気下支えのために金融緩和と財政出動に動くとの期待から買いが入った。中国本土市場の相場上昇も投資家心理を支えている。
指数は日本時間午前10時47分現在、前日比0.36%高の27829.23ポイントで推移。個別では大型金融株の中国建設銀行(
00939)と中国工商銀行(
01398)、AIAグループ(
01299)が買われ、相場を支えている。製薬の中国生物製薬(
01177)や、電動工具メーカーの創科実業(
00669)が高い。一方、スマートフォン部品メーカーの瑞声科技(
02018)と舜宇光学科技(
02382)、自動車メーカーの吉利汽車(
00175)が下げている。