13日の香港株式市場で、ハンセン指数は3日ぶりに反落。終値は前日比0.34%安の27730.00ポイントだった。中国企業指数は0.45%安の10835.38ポイント。メインボードの売買代金は概算で1059億1000万HKドルだった。
ハンセン指数は高く寄り付いたものの、その後はおおむねマイナス圏で推移。前日の米株高の流れを引き継いだが、軟調な本土相場が重荷となった。新型肺炎を巡っては、過度な警戒感が後退する一方、湖北省の新規感染者数が認定基準の変更で急増したことが伝わり、投資家心理を重くした。指数は中盤以降、27700ポイント台でもみ合いを続けた。
ハンセン指数構成銘柄では、保険株のAIAグループ(
01299)や中国人寿保険(
02628)、石油株のペトロチャイナ(
00857)が安い。iPhone新モデルの量産延期が報じられ、関連銘柄の瑞声科技(
02018)が大きく売られた。半面、IT大手のテンセント(
00700)が逆行高。本土不動産株の華潤置地(
01109)や碧桂園(
02007)、マカオカジノのサンズ・チャイナ(
01928)が上昇した。
中国企業指数構成銘柄では、保険株の中国太平洋保険(
02601)や新華人寿保険(
01336)、銀行株の招商銀行(
03968)が安い。「5G」関連銘柄の中国鉄塔(
00788)、広東省政府系コングロマリットの粤海投資(
00270)などが売られた。半面、不動産大手の融創中国(
01918)や龍湖集団(
00960)、セメント大手の安徽コンチセメント(
00914)が大きく買われた。