12日の香港株式市場で、ハンセン指数は続伸。終値は前日比0.87%高の27823.66ポイントだった。中国企業指数は0.70%高の10884.69ポイント。メインボードの売買代金は概算で1122億3000万HKドル。
ハンセン指数は前日の米株高を好感して高く始まった後、プラス圏で堅調に推移した。新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大が減速しているとの見方や、中国政府が引き続き景気支援策を打ち出すとの期待から、買いが優勢となった。指数は大引け間際に上げ幅を縮めたものの、1月24日以来の高値をつけて取引を終えた。
ハンセン指数構成銘柄では、銀河娯楽(
00027)とサンズ・チャイナ(
01928)が高い。マカオでは7日連続で新たな感染者が確認されておらず、カジノ再開への期待が高まった。創科実業(
00669)や舜宇光学科技(
02382)の上昇も目立つ。半面、恒安国際集団(
01044)や信和置業(
00083)が売られた。
その他では、2019年12月本決算で黒字転換する見通しを発表した新疆新キン鉱業(
03833)が12.50%高。同業の韓国OCIが3工場を閉鎖するとの報道を受け、保利協キン能源(
03800)は10%超上昇した。